朝鮮映画上映会「花を売る乙女」
高知朝鮮映画を観る会
〇朝鮮映画「花を売る乙女」(1972年/製作:朝鮮民主主義人民共和国/125分)
(あらすじ)
日本の植民地支配下にあった朝鮮。主人公のコップニの家族は、悪徳地主のもとできびしい生活を
強いられながらも、互いを思いやって生活していた。母は、貧しくとも子どもたちをりっぱに育てよ
うと、病をおして地主の家の下女として働いていた。コップニの妹は、地主の暴力によって目を見え
なくさせられ、兄は怒りのあまり地主の家に火をつけ、警察に捕まってしまう。コップニは途方に暮
れながらも、母の薬代を工面するため、街に出て花を売るようになる。
過酷な運命を半ばあきらめのように受け入れていたコップニだが、朝鮮人民革命軍(抗日パルチザン)
に入隊した兄と再会して、自らの手で未来をつくりだしていこうと力強く歩みだしていくのであった。
「花を売る乙女」は、1972年に開催されたカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(チェコスロバキア)で
特別賞を受賞した朝鮮の古典的名作です。
〇記録映画「新しい朝鮮」(2024/25分)
(解説)
5年ぶりの日本人の訪朝団が撮影した最新の記録です。
朝鮮民主主義人民共和国は、住宅街の建設が進み、街並みも大きく変わっていました。人々の生活
にも変化が見られました。人々は表情も服装も明るく、自分たち自身が(主権者として)朝鮮を支え
る自身と誇りが感じられました。
また、水害によって大きな被害を受けた平安北道の復興も進み、国家と民衆が力を尽くして、被害
を受ける前よりもさらにりっぱな街が建設されています。
朝鮮や中国、ロシアなど欧米が対立する国々に敵意をもつような、政策や報道が大勢を占めるなか、
今日の朝鮮がどのような社会主義をつくっているのかを知ることができます。
朝鮮映画では、人間が自らの境遇に甘んじることなく、自らの力で未来をきり開いていく力強い存
在であることを描いています。現在も民族や国家を抑圧し、戦争で虐殺する行為が続けられています
が許されることではありません。
現代の日本に生きるわたしたちにとっても、考えさせられることが多くあります。
概要
- 日程
- 2025年1月26日(日) 13:30~16:30
- 費用
- 500円
- 会場
- オーテピア高知図書館4階 集会室
お申し込み・お問い合わせ先
高知朝鮮映画を観る会
TEL:090-6885-9737(武田)