源氏物語』と藤原道長の時代
高知県立大学文化学部
高知県立大学文化学部では、その前身の高知女子大学文学部時代から『源氏物語』の研究を脈々と今日まで引き継いできました。
こうして積み重ねられた研究成果を、本学の学生のみならず、広く県民の方々に理解いただくことは大変重要な意義を持ちます。
一方で、若者を中心とした古典文学離れ、という現象も起こっており、古典文学や日本の伝統文化を次世代に繋いでいくこともまた、文化学部に課せられた大きな使命であるといえます。
そこで、11月1日の「古典の日」に合わせ、今年度は「『源氏物語』と藤原道長の時代」というタイトルで公開講座を開くこととしました。
講演者として、本学の中古文学研究者である中瀬将志に加え、追手門学院大学から村口進介氏をお招きし、楽しく親しみやすく『源氏物語』と道長の時代に分け入ります。
また、座談会のコーディネーターとして本学の田中裕也を交え、さらに深い理解へいざないたいと考えています。
今年は、幸いなことにNHKの大河ドラマ「光る君へ」が話題であり、近年では類を見ないほど『源氏物語』や平安文化への関心が高まっています。
これを機に、多くのみなさまに『源氏物語』を始めとした豊穣な古典文学の世界を楽しんでいただきたいと考えています。
【開催内容】
第一部 講演 13時00分~14時30分
講演(1)「政治家・光源氏の通信簿 ―『源氏物語』の政治世界― 」
村口進介 氏(追手門学院大学文学部准教授)
講演(2)「『源氏物語』と『栄花物語』 ―皇位継承をめぐって―」
中瀬将志(高知県立大学文化学部講師)
第二部 座談会 14時50分~15時40分
村口進介 氏
中瀬将志
田中 裕也(高知県立大学文化学部准教授)【司会】
閉会 15時50分
【同時開催】
図書館で源氏物語に関連した本の展示を行います。
概要
- 日程
- 2024年11月2日(土) 13:00~16:00
- 講師
- 村口進介 氏(追手門学院大学文学部准教授)
中瀬将志(高知県立大学文化学部講師)
- 費用
- 無料
- 会場
- 高知県立大学永国寺キャンパス
教育研究棟 A101講義室
- 対象
- どなた様もご参加いただけます。